審美性が高く体に優しい治療
セラミック治療とは、歯の一部あるいは全てにセラミックを被せることで、歯の見た目を良くする治療です。
適合していない修復物を作り直し、噛み合わせを整える際にもセラミックによる治療を行います。
審美性の高いセラミックの使用によって、透明度の高い天然歯のような見た目の歯が入ります。また、セラミックのメリットは審美性の高さだけでなく、お口の健康維持においても大きなメリットがあります。
セラミックのメリット
- レジンに比べて透明度が高く見た目が自然
- 虫歯の再発(二次虫歯)を予防できる
- 劣化・変色しにくい
- 金属アレルギーの心配がない
- 汚れが付着しにくい
- 銀歯のように歯肉の着色を起こさない
メタルフリー治療の重要性
セラミックを使用することにより、金属を使用しないメタルフリー治療が可能になります。銀歯など、歯科治療において金属は一般的に使用されていますが、金属アレルギーであると自覚していない人でも注意が必要です。知らないうちに、金属がイオン化して溶け出し、さまざまな悪影響を及ぼしている場合があるのです。
金属使用による問題点
- 金属が少しずつ溶ける
(歯茎の着色の原因) - 劣化によって虫歯の再発を招きやすい
- アレルギー症状を引き起こす場合がある(代表的なものに掌蹠膿疱症などの歯科金属疹があります)
3Dシステムによる
精密度の高い修復物製作
修復物には、審美性だけでなく強度・生体親和性・精密性などが求められますが、そのすべてを兼ね備えた人工歯を製作するために、スキャニング(型取り)・設計から加工までを3Dシステムによって行います。強度の高い修復物を製作するために、セラミックブロックをCAD/CAM技術を駆使して、切削し、咬合面はもちろん歯冠部全体を製作します。
当院のセラミック治療
3つの特徴
-
審美性
周囲の歯との調和、光の透過性を重視した修復物を製作します。
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信頼性
世界各国で使用されている3Dシステムを採用。5年間のメーカー保証が付与されます。
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生体親和性
金属を一切使用しないため、金属アレルギーの患者様にも安心して治療を受けていただけます。
セラミック治療の種類
セラミッククラウン・インレー
「セラミックは割れやすいのではないか」と、心配される方もいますが、ジルコニアなどの素材と組み合わせて使用することにより強度を高めることが可能で、どの部位でも適応可能です。
このような方に選ばれています
- 見た目の良い歯を入れたい
- 銀歯を白くしたい・
金属を使用したくない - 保険の被せ物が変色して目立つ
- 適合しない被せ物を除去して
噛み合わせを整えたい
ラミネートベニア
ラミネートベニアとは、セラミック製のシェル(歯の形をした板のようなもの)を歯の表面に張り付ける治療法です。歯の表面を僅かに削る必要がありますが、シェルを張り付けるだけで歯の白さや形を変えられるため、他治療に比べて短期間で済むケースが多いです。
このような方に選ばれています
- 着色が強い歯を白くしたい
- 前歯の形を整えたい
- 歯と歯の隙間を改善したい
セラミック治療の
よくある質問
Q
セラミックと保険の白い歯(レジン)は、どう違うのですか?
A
セラミックと保険適用のレジンの違いは、治療費用だけでなく、変色のしやすさや耐久性などにあります。セラミックは、保険のレジンと比べると変色しにくく、セラミックのインレーやクラウンが周囲の歯と並んでも目立ちにくいです。また、プラスチック製のレジンよりも陶器製であるセラミックの方が耐久性があり、欠けたり割れたりしにくいです。
Q
セラミックは割れたりしませんか?
A
セラミックは硬く耐久性に優れているため、普通に使っている分には、セラミックが割れることはほとんどありません。しかし、歯ぎしりや食いしばりなどの癖がある方の場合は、セラミックインレーやクラウンでも割れてしまうことがあります。癖のある方は、あらかじめ医師にご相談ください。
Q
神経のない歯も白くできますか?
A
神経を抜いた歯は、時間の経過と共に黒く変色してしまいます。また、神経のない歯は通常のホワイトニングを行っても効果が薄いという特徴があります。しかし、ラミネートベニアやセラミッククラウン・インレーを、神経のない歯に被せれば黒ずみのない白い歯を手に入れられます。
Q
セラミックにデメリットはないのですか?
A
セラミック治療にも、以下のようなデメリットや副作用があります。医師に相談することで解決することもありますので、何かありましたらお気軽にご相談ください。
- 自由診療のため費用が高額
- ラミネートべニアの場合、健康な歯を削らなくてはいけない
- セラミックの種類によって経年劣化から変色することもある
- セラミックのみの場合、種類によっては割れやすい
- 歯ぎしり等の癖がある方は、セラミックや噛みあう歯が割れたり欠けたりするリスクが高まる
- 治療後、一時的に歯がしみることがある