インプラント治療中の食事の注意点は?
インプラント治療中の食事について
インプラント治療では麻酔を使った外科手術を行います。お口の中、特に患部の周りはデリケートな状態となっていますので、食事の取り方ひとつにも注意が必要です。
インプラント治療後の食事について、手術当日、術後3日、術後1週間と期間ごとに注意点をまとめました。
インプラント手術当日の食事
インプラント手術直後は麻酔の影響でお口の感覚が麻痺しています。麻酔が残った状態で食事をとると、熱いもので火傷を負ったり、頬の内側や舌を噛んでしまう恐れがあります。麻酔が切れるまで食事は控え、必ず麻酔が切れてからとるようにしましょう。
インプラント手術後約3日の食事
手術でできた傷口を傷つけないよう、柔らかい食べ物を患部とは反対の歯で食べるようにしてください。メニューは柔らかく煮たうどんやおかゆ、お豆腐、ヨーグルトなどがおすすめです。火傷をしないよう、スープのような温かいものはしっかりと冷ましてから食べるようにしましょう。
インプラント手術後約1週間の食事
インプラント手術から1週間も経つと色んなものを口にしたくなるかと思いますが、アルコールや辛い物、酸っぱいもの、硬いものは傷口への刺激となります。出血や痛みにつながりますので、刺激物は控えましょう。
仮歯期間中の食事に注意!
インプラント手術後は、埋入したインプラントが顎の骨と結合し、安定するまでレジン(プラスチック)でできた仮歯を装着します。あくまで最終的な被せ物を装着するまでの仮の歯であり、強度はあまりありませんので、硬いものは避けるようにしてください。
また、仮歯が取れる恐れがありますので、ガムやキャラメルなどのくっつきやすい食べ物も控えましょう。
インプラントが安定するまでは
食事にも細心の注意を払いましょう
インプラント治療後は、食事の取り方次第で傷の治りにも影響することがあります。
傷が治るまでは不便なことも多いですが、インプラントがしっかり定着すれば通常通り食事を楽しむことができるようになります。
手術後は患部の回復を妨げないよう食事のとり方に気を付けて、しっかりと噛める歯を手に入れましょう。