子供の歯が折れたときの対応を徹底解説

夏休み中に注意!
子供の歯が折れたときの対処法とは?
夏休みは、子供たちにとって思いきり体を動かせる絶好の時期です。公園やプール、スポーツなど外で元気に遊ぶ一方で、転倒や接触によるケガも増えがちです。中でも「歯が折れた」「ぶつけた」というご相談は、夏の間に特に多く寄せられるものの一つです。
今回は、お子さまの歯が折れてしまったときのご対応をわかりやすくご紹介いたします。
子供の歯が折れた!
まずすべき応急処置
突然の転倒や事故で「子供の歯が欠けた・折れた」となると、保護者の方も焦ってしまうものですが、落ち着いて応急処置を行うことが、歯の予後を大きく左右します。
step 1出血の確認と止血

清潔なガーゼやハンカチでやさしく押さえて止血します。出血が多い場合や歯以外も負傷している場合は、速やかに病院へ連絡をしましょう。
Step2 折れた歯の保存

牛乳や生理食塩水にいれて保存するか、用意できない場合は口に入れて乾燥させないようにしましょう。汚れがある場合は軽く流水ですすぎ、ゴシゴシ洗うのは控えてください。
Step3 できるだけ早く歯科医院へ

歯の破折は時間との勝負です。特に神経が露出している場合や、歯の根元から折れている場合は、治療の選択肢が限られてきます。30分〜2時間以内に受診しましょう。
乳歯と永久歯で
対応はどう違う?
子供の歯の外傷では、「それが乳歯か永久歯か」によって対処が大きく変わります。判断が難しい場合でも、まずは歯科医院にご相談ください。
乳歯が折れた場合

乳歯(子供の歯)はやがて抜け落ちるため、「そのままでも大丈夫?」と思われがちですが、放置は厳禁です。折れ方や歯の根の状態によっては、永久歯の発育に悪影響を与える可能性があります。
当院では、レントゲン撮影を行い、乳歯の根の状態や永久歯への影響の有無をしっかりと診断します。軽度な破折であれば研磨や詰め物で済むこともありますが、神経まで達している場合は抜歯が必要になることもあります。
永久歯が折れた場合

永久歯は一生使う大切な歯です。できるだけ元の状態に戻すことが重要です。欠けた部分の保存状態が良ければ、元の歯に接着することも可能です。
折れ方によっては、コンポジットレジン(歯科用の白い樹脂)で補修したり、神経を保護する処置を行うこともあります。重度の場合は根管治療などの処置が必要になることもあります。
歯が折れた時の保険適応

「歯が折れたけど、保険がきくのか心配…」というご相談をよくいただきます。基本的に、転倒やぶつけたことによる歯の外傷の治療には、健康保険が適用されます。ただし、インプラント治療やセラミックなどの素材を使った詰め物・被せ物は自費診療となります。
また、交通事故や学校内でのケガなど、第三者行為による外傷の場合には、民間の損害保険や学校保険が適用されることもあるため、詳しくは加入されている保険会社へご確認ください。
歯が折れたときは、
すぐにご相談下さい
夏休み中の外遊びやスポーツ中には、思わぬ転倒や衝突によって歯が折れるリスクがあります。歯が折れたときは、迅速かつ適切な対応が将来の口腔健康に大きな影響を与えます。
志木のファミリー歯科医院では、外傷によるお子さまの歯のトラブルにも迅速かつ丁寧に対応しています。ご家族みなさまが安心して通えるよう、やさしく・わかりやすい説明と確かな治療技術をお約束いたします。お困りの際は、いつでもお気軽にご相談ください。
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